shiBano日記
恩返しがしたい

昨年12月、道の駅阿武町に「うぉっちゃ食堂」がオープンしました。
こちらのお店では、阿武町の魚を使った こだわりの漁師めしセット(丼と あら汁)が頂けます。
オーナーの宮川直子さんは、「ウエカツ水産」の上田勝彦さんの指導を受け、氷等を使わず鮮度や美味しさを持続する神経締めの技術を習得しました。
阿武町でとれた新鮮な魚を使用。そのため、日によって提供されるものが違います。何が食べられるかは、その日のお楽しみです。
「レアな魚」がお手頃に食べられることもあります。贅沢ですね!
宮川さんは、元・阿武町地域おこし協力隊。魚の価値を向上させるベく、昨年10月まで協力隊として活動をしていました。
自らも漁師として働き、その傍らゲストハウス「IKIATARI」を2019年に開業しました。
そしてこの度、うぉっちゃ食堂が始動!
食堂を営むことで地元で消費が生まれ、魚を使うことで漁師さんにも還元されます。
メニューに使われる野菜も、ほとんどが阿武町の農家さんが作ったものです。
また廃棄ゼロを目標とする「ゼロ・エミッション」を掲げています。
魚のあらゆる部位を余すことなく使い切り、最終的に生ゴミとして廃棄されるものは畑に持っていき、肥料として使用。
昨年、協力隊を卒業した後「ここで何ができるのかを考えたときに、水産に関わる仕事を続けていきたい」「阿武町の魚の美味しさを広めたい」という思いから食堂の開業を決意。
「普段からお世話になっている阿武町の漁師さんたちに恩返しがしたい」と宮川さんは話していました。
~ うぉっちゃ食堂 店舗情報 ~
【場所】
道の駅阿武町 鹿島の湯入口横
【営業時間】
正午から「売り切れる」まで
【定休日】
不定休
【メニュー】
漁師めしセット(丼+あら汁) 税込1,000円
持ち帰り または
最大4人まで店内のカウンターで食べることができます。
【インスタグラムアカウント】
https://www.instagram.com/naoko_woccha/?hl=ja
記事/小野
奈古街中、元下宿屋さんの家

最近コロナウィルスの影響か、地方への移住を考えている方が増えたように感じます。
阿武町も例外でなく、空き家バンクの内見や移住相談が増えています。
ということで、今回は思い出不動産から元下宿屋さんをしていたお家の紹介です。
※思い出不動産とは
No.126 奈古街中、元下宿屋さんの家
こちらのお宅はそのタイトルにもあるように、学校の先生向けに下宿屋をされていた家です。
なので家が広い!!
玄関もなんと2つあるんです。
このうちの1つからは入ってすぐに階段があり、2階に上がれるようになっています。
下宿をしていた先生用の玄関だったんでしょうね◎
このお家には2階がもうひとつあり、そちらは家主さんのおばあさんの裁縫仲間が集まっていた場所。
階段横にある扉から顔なじみがよく遊びに来られていたそうです。
そして古民家好きに嬉しいのが、勝手口から入ってすぐの広い土間。
ここには竃や古い井戸があり夢が広がりますね✨(動作確認はしてません)
その土間の向こうにはもう一棟の建物が。
こぢんまりとしたその建物には簡単なキッチンと水場があります。
ここにも下宿の先生がいたんでしょうね。
母屋もとても広くて迷子になってしまいそうなこのお家。
大家族でも安心ですし、なにか新しいことを初めてみたい方にも良いかもしれませんね✨
空き家バンクの詳しい情報は
阿武町役場HP 空き家バンク情報
思い出不動産の記事は
先生たちが下宿し、婦人会が集う賑やかな場所。家族の思い出がつまった 三吉家
をご覧ください。
記事/吉岡
学校でも家でもない場所で

大学受験を考えているみなさん、先週は共通試験ひとまずお疲れ様でした。
中学3年生の高校受験を控えているみなさんは今ラストスパートをかけているところでしょうか。
私はどうにも家で勉強できない性格で。
自分との戦いに負けがちで、家で勉強していると漫画を読んだりだらだらしてしまったり。
その為高校の時には学校や図書館という人の目があって逃げられない場所で勉強するスタイルでした。
もちろん人それぞれですが、私のような人はそれなりにいると思うんです。
そんな時落ちついて勉強できる場所があると嬉しいですよね♪
最近shiBanoでは、中高生が学校帰りやお休みの日に勉強や課題をしに来てくれることが増えてきました。
町の中高生にとってshiBanoがそういう場所になりつつあるのがなんだか嬉しいですね。
これからも大人も子どもも気軽に来て、自分の時間を過ごせる居心地のいい空間にしていきたいと思います◎
記事/吉岡
話し合いを重ねて

奈古地区河内集落では、毎年1月に自治会の総会が行われます。
※本記事の写真は全て2020年1月に撮影したものです。今年の総会は参加者全員マスク着用の上、適度な距離をとって開催されました。
総会は河内集落にとって大事な集まりの一つです。
主に一年間の事業と会計の収支決算報告が行われます。
小さな自治会ですが、参加者は昨年の収支確認と今年度の予算案について真剣に議論。
昨年の支出について「この内訳はどうなっているんでしょうか」と質問が飛びます。
また自治会に必要な備品等について意見が多数でました。
会計の透明性を保つためには、忌憚(きたん)なく意見を発することが必要です。
小さなことであっても皆が納得できるまで話し合うことが大切だと思います。
例年は総会後に食事会が開かれますが、今年はコロナ禍の為自粛となりました。残念です。
山間部の集落では決して一人では生きていけません。
共に意見を出し合い協力してきたからこそ、現在の環境が保たれているのだと思います。
これからも話し合いを積み重ね、集落の未来へと繋いでいきたいですね。
記事/小野
1月15日はどんど焼き

1月15日、各地でどんど焼きが行われましたね。
今回は福田八幡宮のどんど焼きにお邪魔させていただきました。
宮司さんによる神事の後に、福賀小学校の年男2人が火をつけます🔥
境内にはまだまだ雪が残っていて空気も冷たかったのですが、火をつけた途端に熱気が広がり暖かくなりました☺️
どんど焼きの煙を浴びると健康祈願になるのだそう。
みなさんしっかり煙を浴びていました🔥
年末に飾るしめ縄や門松は「自分のお家がここにありますよ」と神様にお伝えするものだそう。
なので、しめ飾りがないとお家がどこかわからずに神様が来ることができないのだとか。
しめ飾りを飾って神様をお迎えするというのはそういうことだったのですね◎
そして来ていただいた神様にずっといてもらうわけにもいかないので、小正月の1月15日にこうしてお焚き上げをして煙とともに帰っていただくそうです。
また、古くなったお札やお守りもこの日にお焚き上げをすると良いとのこと。
いつまでも古い神様にいていただくのではなく、1年ごとに新しくするのがいいそうですよ。
今年お焚き上げし忘れてしまったお札やお守りは、ゴミ箱に捨てるのではなく来年忘れずにお焚き上げしましょうね◎
記事/吉岡