shiBano日記
学校でも家でもない場所で

大学受験を考えているみなさん、先週は共通試験ひとまずお疲れ様でした。
中学3年生の高校受験を控えているみなさんは今ラストスパートをかけているところでしょうか。
私はどうにも家で勉強できない性格で。
自分との戦いに負けがちで、家で勉強していると漫画を読んだりだらだらしてしまったり。
その為高校の時には学校や図書館という人の目があって逃げられない場所で勉強するスタイルでした。
もちろん人それぞれですが、私のような人はそれなりにいると思うんです。
そんな時落ちついて勉強できる場所があると嬉しいですよね♪
最近shiBanoでは、中高生が学校帰りやお休みの日に勉強や課題をしに来てくれることが増えてきました。
町の中高生にとってshiBanoがそういう場所になりつつあるのがなんだか嬉しいですね。
これからも大人も子どもも気軽に来て、自分の時間を過ごせる居心地のいい空間にしていきたいと思います◎
記事/吉岡
目標のために動き続ける

みなさんは福賀の宇生賀盆地にバイクショップがあるのをご存知ですか?
その名も
「FUKUGA CycleWorks」
ビンテージバイクの販売やカスタム、修理などでお店を切り盛りしているのは 郡優作さん(26)です。
中学の頃からバイクに興味を持ち始め、ビンテージバイクの魅力にどんどんはまっていった郡さんにお話を伺ってきました。
家賃が安ければ別にどこでもよかった
なぜ福賀の盆地でバイク屋をやっているのか、「やっぱそれ聞きますよね!みんなに聞かれるんですよ!」と笑う郡さん。
そもそも"移住"という意識が全くなく、ただバイク屋をやりたくてここに来ただけでこんなに移住について聞かれるなんて思ってもなかったそう。
依頼を受けカスタムしているバイク
関東の師の元でカスタムバイクの勉強をされていた郡さんですが、自身の「やりたいこと」ができないことを頭では理解しつつもモヤモヤし、自分で自分の城を作る事を決意。
あるテレビ番組を観ていた時に山の土地の安さを知り、また山でやってるバイク屋もかっこいい!と感じたことから山間部の工場を探し始め、萩市のむつみ地区にたどり着きました。
郡さんの"城"
むつみに住みながら、福賀の郵便局でバイトをしている時に出会ったのが今の場所。
見つけてからはトントン拍子に事が進んでいったそうです。
「それでも”移住者”というコミュニティのおかげで繋がる事とができた人もたくさんいるので結果オーライですね!」と話す郡さんの工房には、いろんな方が譲ってくれたものや貸してくれているものがたくさんあります。
譲り受けた道具
若者が知らない土地で頑張っている。それだけで応援したくなりますが、郡さんの人柄が周りの人たちをそうさせるのでしょうね。
ビジョンを見据える
「ここもあと2年したら出るんです」そうはっきりと言い切った郡さん。
「自分には目指す場所があって、そこにたどり着くためのステップの場がここ。だから、ここでずっと、というのは違う。確かにここの人たちにもずっといればって言ってもらえるんですが、それは自分のやりたい事じゃないんです。」
そしてそのためには常にフットワークを軽く、動きを止めない郡さんの生き方は、これからの時代を反映しているのではないかと思います。
どうしても「移住=定住・永住」を想像してしまい、それを移住者に求めてしまうこともありますが、自分のやりたいことの実現や成長に合わせて場所を変えていくのがこれからの流れなのかもしれませんね。
そしてなんと。
お話を伺った時には「あと2年」とおっしゃっていたのですが、またトントン拍子に話が進んでこの秋には福岡でお店をやるかも!とのこと!!
本当に動きを止めない、考える前に即行動実践してしまう郡さんには驚かされてばかりです。
そんな郡さんのこれからを楽しみにしています✨
Fukugaa Cycle Works
https://fukugacycleworks.business.site/
記事/吉岡
話し合いを重ねて

奈古地区河内集落では、毎年1月に自治会の総会が行われます。
※本記事の写真は全て2020年1月に撮影したものです。今年の総会は参加者全員マスク着用の上、適度な距離をとって開催されました。
総会は河内集落にとって大事な集まりの一つです。
主に一年間の事業と会計の収支決算報告が行われます。
小さな自治会ですが、参加者は昨年の収支確認と今年度の予算案について真剣に議論。
昨年の支出について「この内訳はどうなっているんでしょうか」と質問が飛びます。
また自治会に必要な備品等について意見が多数でました。
会計の透明性を保つためには、忌憚(きたん)なく意見を発することが必要です。
小さなことであっても皆が納得できるまで話し合うことが大切だと思います。
例年は総会後に食事会が開かれますが、今年はコロナ禍の為自粛となりました。残念です。
山間部の集落では決して一人では生きていけません。
共に意見を出し合い協力してきたからこそ、現在の環境が保たれているのだと思います。
これからも話し合いを積み重ね、集落の未来へと繋いでいきたいですね。
記事/小野
1月15日はどんど焼き

1月15日、各地でどんど焼きが行われましたね。
今回は福田八幡宮のどんど焼きにお邪魔させていただきました。
宮司さんによる神事の後に、福賀小学校の年男2人が火をつけます🔥
境内にはまだまだ雪が残っていて空気も冷たかったのですが、火をつけた途端に熱気が広がり暖かくなりました☺️
どんど焼きの煙を浴びると健康祈願になるのだそう。
みなさんしっかり煙を浴びていました🔥
年末に飾るしめ縄や門松は「自分のお家がここにありますよ」と神様にお伝えするものだそう。
なので、しめ飾りがないとお家がどこかわからずに神様が来ることができないのだとか。
しめ飾りを飾って神様をお迎えするというのはそういうことだったのですね◎
そして来ていただいた神様にずっといてもらうわけにもいかないので、小正月の1月15日にこうしてお焚き上げをして煙とともに帰っていただくそうです。
また、古くなったお札やお守りもこの日にお焚き上げをすると良いとのこと。
いつまでも古い神様にいていただくのではなく、1年ごとに新しくするのがいいそうですよ。
今年お焚き上げし忘れてしまったお札やお守りは、ゴミ箱に捨てるのではなく来年忘れずにお焚き上げしましょうね◎
記事/吉岡
まちのブリキ屋さん

以前小学校の授業の関係で八代峰月堂さんにお邪魔したときに、横にあったブリキ屋さんのお話を伺いました。
「昔は隣にブリキ屋さんがあってね、ジョウロも作れるような腕のいい職人さんで、ケーキの型なんかも全部作ってもらってたんよ。」
と懐かしそうにお話する八代さん。
ジョウロを作るのにはいろんな技術がいるため、とても難しいものと言われていたそうです。
そんな職人さんが作った型を今でも使っているとのことで見せていただきました。
初めは周りの型枠だけで、そのあとに底板もあった方が使いやすいからと、底板をつけたものを作ってもらったのだとか。
※1番小さい物は市販の物です
こちらはういろうの型。
これも八代さんの注文に応じて作られたものだそうです。
ちょっとした修理を頼んだり、新しい道具を作ってもらったりしていてとても助かっていたと八代さん。
作業をする音がいつも聞こえていたのも懐かしそうにお話ししてくださいました。
その職人さんも今では亡くなってしまい、建物も別の場所に移動してしまったので面影を感じることはできませんが、八代さんのお話やまだ使われている道具から当時の風景を想像すると、なんとも暖かい気持ちになりました。
八代さん、貴重なお話をありがとうございました。
記事/吉岡