shiBano日記
ふるさと阿武町学生応援便 秋号
今年の夏、新型コロナウィルスの影響でアルバイトが減ってしまい修学困難となっている阿武町出身の学生さんへと届けられた「ふるさと阿武町学生応援便」
秋の便が先日学生さんたちの元へ送り届けられたようです。
今回は阿武町の新米・福賀の梨・あぶホームメイドさんの「あぶれーぬ」の3つが送られましたよ◎
そしてその食材と共に「阿武町ふるさと便 秋」のリーフレットも。
今回もnatin designさんの可愛らしいイラストによって梨のレシピ、阿武町の動きなどが紹介されました。
そこに載っているQRコードには福賀の梨農家である水津さんからのメッセージ動画が。
この動画がまたなんともほっこり☺️
実りの秋に送られる、ふるさとの優しさ。
たくさんの学生さんの心と体を癒してくれることでしょう🍁
記事/吉岡
八幡様の秋祭り
すっきりとした秋晴れが続いていますね。
そんな秋真っ盛り、福田八幡宮でお祭りが行われました。
ちいさなお祭りではありましたが地元の方が集まって、久しぶりの楽しい雰囲気♪
本祭にはいけなかったのですが、午後からの奉納に行ってきました◎
午前中に本祭があり、午後からは小学生による「ふるさと夢太鼓」の披露があり、そのあとは福賀神楽保存会による神楽の奉納がありました。
小さいながらもたくましく太鼓を叩く姿はとてもかっこよかったです✨
今年はコロナウィルスの影響で地元の人たちが子どもたちの雄姿を目にする機会が少なくなってしまっていたので、集まった皆さんもとても嬉しそうにみていましたよ。
神楽舞も久しぶりの披露!
今回は「恵比寿大黒」「鍾馗」「大蛇」の3演目を披露されました。
恵比寿大黒では演目中の親子(大黒様は恵比寿様のお父さんなのです!)に加え、親子恵比寿も登場!!
その可愛らしく微笑ましい姿にみなさんずっとにこにこしていました☺️
恵比寿大黒でおなじみの飴撒きの際はしっかり消毒もされてました!
鍾馗は新衣装のお披露目!!その重量なんと10Kg!!
これを着て舞うなんてすごい、、、
ど迫力の演技、圧倒されました!!
そして神楽といえば大蛇!
初めは2体だった大蛇も今では4体に!!
大蛇の技のレパートリーもどんどん増えていき、見応えのある演舞でした。
奉納が終わったあとはみんなでお神輿。
年に1度しか外に出られない神様を、福賀を見渡せる御旅所へ。
子ども神輿が後に続き、その後ろを子どもたちも元気に後ろをついていきます。
黄金の稲穂と元気なお神輿、それに一緒について歩く子どもや家族の風景はとても微笑ましく穏やかなものでした。
記事/吉岡
しめ縄づくり
今月の27日、奈古地区 河内集落では、しめ縄づくりが行われました。
有志が集まり、集落の神社「五社神社」の鳥居に、しめ縄を飾り付けます。
9月初旬に刈った稲を干しておき、しっかりと乾燥させました。
しめ縄として使われるのは、稲の幹である「カン」と呼ばれる部分です。
葉や穂の部分は、しめ縄には不要なので最初に取り除いておきます。
束になっている藁をはたくことで不要なものを落とし、それでも取れない部分は手で取り除きます。
不要な部分を取り除き、小さな束を作り終えたら、いよいよ縄を結っていきます。
3人で1束ずつを持ち、力を入れて捻じります。結構な握力が必要です。
捻じりながら適宜、藁を加えていくことで、縄の太さを調整します。
この太さの調整がなかなか難しく、経験と勘が必要です。
全体で見たときに、中央を太く、両端が細くなるよう仕上げていきます。
しめ縄に下げる「ぼんぼり」も作っておきます。
強風時などに紐が取れてしまわないように、束ねた藁はしっかりと結んでおきます。
最後まで結い終えたら、縄からはみ出た藁の端を切り落としていきます。
これが最後の仕上げとなります。
いよいよ、鳥居にしめ縄を飾り付けます。
「こっちが短いんやないんか」「もう少し下、下!」などと
皆で色んな角度から確認しながら飾りつけを完了させました。
協力して作り終えれば、達成感もありますね。
これで、今年一年の収穫の感謝も、神様に伝わるのではないかと思います。
記事/小野
「知らない」を知る喜び
今回2回目となるExcel教室。
体調管理表を作ることでif関数を学ぶ回!
BMIの計算や適正体重かどうかの判定をif関数を使うことで行なっていく今回の講座。
今まで使っていたExcelの機能を使って自分でできることが増えていくこと、新しい発見があるということはやはり楽しいようで、目を輝かせた参加者の方から「おもしろいよ!!一緒にやろーや!」と誘われちゃいました🍀。
午後からの相談会ではお仕事で使っているデータの見直しや使い方を教えてもらったようです。
終わった後も「楽しかったぁ!」と嬉しそうに帰っていかれましたよ♪
後からif関数講座でどんなことをしたのか見せていただいたのですが、思ってた以上に仕組みが複雑!!
参加していただいた方の中には70歳を越した方もいらっしゃったのですが、、これやってのけたんですね!
少人数なのでしっかり教えてもらえるのも嬉しいですね。
来月はshiBanoの裏手にあります3RD PLACE CAFE Nにてスカイプを使ったビデオ電話講座をされるそう。
午前がiphonやipad。午後がiphonやipad以外で分けて講座があるそうです。
離れた家族となかなか会えない今、ビデオ通話ができるようになると顔を見てお話しができますね♪
みなさんも「できない、知らない」を「わかった!できた!」の喜びにしてみませんか✨
記事/吉岡
無角和種
阿武町の福賀地区には無角和種繁殖センターがあります。
ここでは、国内でも山口県でしか飼育されていない珍しい和牛「無角和種」の生産を行っています。
今回、その仕事の様子を見学させていただきました。
※通常、無角和種繁殖センターには関係者以外立ち入る事ができません。
まずは牛の体重測定を見学させてもらいました。
毎月、60頭近い牛たちの体重を測る大掛かりな仕事です。
阿武町役場、萩市役所の職員さんと無角和種振興公社の職員さんらが8人程度集まって行われます。
臆病な無角和牛の習性を利用して、「おいおいおーーーーーい!!」と牛たちを後ろから追い立て、体重計の置いてある場所まで誘導します。
トンネル状の鉄枠の中に牛を並べていき、一頭ずつ順番に測定していきます。
臆病で人間を襲うようなことは無いとはいえ、誤って蹴られるような事があれば大惨事になりかねないため、慎重に作業を進めます。
私も作業を手伝わせてもらいましたが、なかなか思うようには牛たちも動いてくれず、大変な作業でした。
また別の牛舎では、新しく生まれた子牛の登録と、雄の子牛の去勢が行われていました。
生まれて間もない子牛は、自分の足で立つこともままならず、だらーんとしています。
それがまた何とも可愛らしいのですが。
新しく登録する子牛は耳にタグをつけ、鼻紋(びもん:鼻のしわ)を取ります。鼻紋は人間でいうところの指紋と同じで、歳を重ねても変わる事がありません。
そのため鼻紋がそれぞれの牛の証明となります。
無角和種振興公社に勤める松村直樹さんにお話を伺いました。
松村さんは、地域おこし協力隊として阿武町に移住して以来、無角和種振興公社で無角和種に携わってきました。
高校と大学で農業を学んできた中で、珍しい品種である無角和種が山口県に存在する事を知ったそうです。
そして「無角和種に携われるなら」と阿武町に就農を決意。
この仕事のやりがいは、無角和牛の出産から飼育、出荷まで全ての工程に携われることだとおっしゃっています。
今後はもっと無角の頭数を増やし、知名度を上げていく事を目標としています。
そのためにまずは山口県民に無角和牛の存在を認知してもらいたいとのことでした。
これから、阿武町および山口県の特産品として、無角和種がより愛されるようになると嬉しいですね。
記事/小野