shiBano日記
ポプラと一緒にこれからも
以前ご紹介した福賀小学校のシンボルである3本ポプラの木。
昨年の卒業生が名前をつけキャラクター化したすぐ後に決まった真ん中の1本、「ププ」の伐採。ププとの思い出を作ろうと、思い出プロジェクトを環境保険委員会を中心に子どもたちが企画していました。
※過去のプロジェクト内容は 思い出のポプラ をご覧ください。
その思い出プロジェクトの第3弾としてププの木で家具作りをすることになりました!
福賀小学校では毎年阿武町森林組合のみなさんの協力のもと森林学習が行われており、その授業の中で家具作りが行われましたよ。
福賀小学校の全校児童は8人。
ベンチや本棚など、作りたいものの設計図をひとりひとつづつ、自分で考えて作っていました。
その子どもたちの「作りたい!」をお手伝いをしてくれるのが阿武町森林組合の7人の森林のプロフェッショナル✨
子どもたちの作った設計図をみてできること、できないこと、代わりの案を子どもと話し合います。
そしていよいよ作業開始!
チェーンソーの音が鳴り響きます!!
ここでも、何センチに切って欲しいのか、どんな木材が必要なのかをしっかり伝えますよ。
大人の手も借りながら、自分たちでもしっかり作業。
中にはチェーンソーを使ってみる子も!
教えてもらいながら、ゆっくりと木を切っていきます!
「振動がすごくて怖かった」と言いながらもその表情からは達成感が伺えました。
丸太の形を残したまま使う子や、チェーンソーで板に製材してもらった木を使う子など、発想は本当にそれぞれ。
その発想力に林業振興会のみなさんの技術力が合わさりどんどん形になっていき、大人の方も本気になって、どうにか実現させようと試行錯誤を繰り返します。
そうして1人ひとつの家具が完成しました✨
すごーーーい!!!!
みんなで座ってみたり眺めてみたり、自分たちで作った家具を嬉しそうに使ってみていましたよ♪
「ププの木がなくなったのは寂しいけど、形を変えて私たちの近くに来てくれた。これからも一緒にいられて嬉しい。」と児童代表挨拶でプロジェクト委員長さんが話されました。
これからもみんなの側で見守ってくれることでしょう。
記事/吉岡
けん玉
日本人なら子どもの頃に一度は遊んだことのある玩具「けん玉」。
実は近年アスリートのトレーニングやお年寄りのリハビリなどにも取り入れられています。
習慣的に遊ぶことで、体幹強化や集中力を鍛える等、様々な効果が期待できます。
その効果は、もはや「健康器具」とも言えるほど。
先日、けん玉マイスターの田中昭平さんがshiBanoへ来所しました。
田中さんは、奈古地区木与のご出身。
けん玉協会の福岡県副支部長を務めており、2級指導員の資格をお持ちです。
大会の審査、市民センターや学童など、様々な場所で けん玉振興に携わっています。
田中さんは けん玉の級位を認定することができます。
「とめけん」という技があります。けん先に玉を差し込む代表的な技の一つです。初心者にとっては、最初の関門でもあります。
田中さんにいくつかコツを教えて頂きました。
膝を使う、けんを斜めに持つ、糸の付け根部分から目を離さない。
これらを意識すると、初心者でも グッと成功確率が上がります!
小さな子どもが練習するには、ペットボトルの蓋で作る「ペットボトルけん玉」がオススメ。
中に磁石を入れることで、簡単にくっつくようになっています。こちらは田中さんが考案したもの。安全かつ挫折することなく、練習できますね。
なんと、田中さんはshiBanoに けん玉を寄贈してくださいました。
フリースペースに置いてますので、shiBanoにいらした際にはぜひ手にとって「とめけん」にチャレンジしてみてください。
成功すると気持ちがいいですよ!
記事/小野
コーヒーの奥深さ
以前shiBanoスタッフにコーヒーの淹れ方などを教えてくださった久原さんを覚えていますか?
覚えていない方は コーヒーを学ぶ をご覧くださいね◎
今日はその久原さんによるコーヒー試飲会が突発的に行われました!
コーヒー豆には4つグレードがあるそうで、上から「スペシャリティ」「プレミアム」「コマーシャル」「ローグレード」といいます。
普段私たちが飲んでいるのは大体コマーシャルコーヒーかローグレードの物が多いそうですが、今回は特別に1番上のクラスの「スペシャリティ」の飲み比べさせていただきました✨
私自身酸味のあるコーヒーが苦手なのですが、このスペシャルティコーヒーは酸味の質が違う!
嫌な酸っぱさがせず、すっきりとした飲みやすさがありました。種類や焙煎の具合でも味や香りが全然違って、コーヒーの奥深さを再確認しました。
コーヒーの淹れ方も同時に教えていただきながらの試飲会。
とても贅沢で楽しい時間でした。
そんな素敵な時間を提供してくださった久原さんご夫婦。
久原さんのお祖母さまがされているお茶屋「八祥園」の事業承継も本格的に動き始めたそうです!!
現在もコーヒー豆の販売をされていますが、引き継いだ後はもっといろんな豆を取り扱いたいとのことで、スペシャリティコーヒーの取り扱いも考えているそう☕️
阿武町でスペシャリティコーヒーが買えるようになるなんて、、
想像しただけでもすごく楽しみですね✨
記事/吉岡
No.123 家庭菜園付き元割烹旅館のお家
今回は空き家バンクのご紹介。
宇田郷地区にあります
No.123 家庭菜園付き元割烹旅館のお家
をご紹介していきます!
このお家の魅力といったらやはり「元割烹旅館」であること。
お台所が普通の民家と違い広く作業もしやすい配置となっております。
据付の家具は古民家好きにはたまらない✨
この写真の他にもいい家具がたくさんありますよ◎
2階は畳のお部屋が3つ。
廊下の木材がまたたまらない。。
そして!!!
このタイルの水場!!!
旅館ならではのこの蛇口の数なんでしょうね。
例えば3人兄弟がここで並んで歯を磨いてるところなんて想像するだけでかわいい、、、
お家自体がとても広いので大家族でも大丈夫ですし、お友達とシェアハウスなんてのもできそうですね♪
旅館だった時には冠婚葬祭での宴会でよく使われていたとのこと。
当時は目の前に公民館があり、そこで結婚式をあげた後に宴会をこの旅館で行うこともよくあったそうです。
たくさんの思い出がここに眠っているのでしょうね。
詳細は阿武町役場HP 空き家バンク情報
http://www.town.abu.lg.jp/akiyabank/
をご覧ください。
記事/吉岡
モクズガニ
モクズガニをご存知でしょうか?
甲羅が7-8cm程度で、ハサミには モサッとした毛がついているカニです。
名前の由来は、ハサミについている毛が「藻くず」に見えることから。
古くから身近な川で手に入る食材として知られています。
また「上海蟹」の同族異種であり、「日本の上海蟹」と呼ばれることも。
阿武町の川にも多く生息しており、私が住んでいる集落では、このモクズガニが地域行事のごちそうとしてふるまわれています。
モクズガニを捕るときは、川の中にカゴ罠を沈め、エサを撒いて仕掛けておきます。
捕まえたカニは、調理する当日まで、ケースに入れて川の中で生かしておきます。
ケースの中はこんな感じ。
共食いしないように、定期的にエサを与えておきます。
調理の方法はシンプルです。
洗ったモクズガニを鍋に入れ、水をはり、火をかけます。
適量、塩を振りかけておきます。
そして湯が沸騰してから15分程度茹でます。
これで完成!!
モクズガニが一番おいしいとされているのは晩秋。
産卵前のメスが美味で人気です。
オスとメスの見分け方ですが、裏返すと腹部の形が違います。
まんまるい形をしているのがメスです。
一匹ずつの個体は小さいのですが、足の先まで身が詰まっています。
この小さな身を時間をかけてチマチマ食べていくのが、おいしいんです!
味噌汁に入れて食べても絶品とのこと(集落のおじ様談)
以上、身近にある隠れた食材、モクズガニの紹介でした。
記事/小野