shiBano日記
地域に根付きながら
【 YouTube 】阿武町暮らし「すまいのハナシ」vol.1
上記リンクからインタビュー動画をご覧になれます。
2017年に阿武町に移住し「はしもと窯」として作陶活動をされている橋本一成さん。
橋本さんの作る器は、生活に馴染みやすい優しさを感じます。
今回はそんな器を作る橋本さんにお話を伺ってきました。
―陶芸のために移住をすることは陶芸の世界では良くあることなんですか?
僕が修行していた唐津では、唐津焼きを学ぶために佐賀県外から人が集まり、その後唐津市内で窯を開くことが多い場所でした。
だから陶芸をするために”移住”というのは割と普通だったのかも。
萩焼の場合は代々家業として継がれていく窯元が多く、外部の人が入ることは少ない環境なんですが、阿武町にはそう言う窯元も阿武町にはなかったのでそう言う点ではよかったですね。
―阿武町は便利がいい場所とは言えませんが、なぜ阿武町に?
ガス釜付きの物件
自分の窯を作る場所を探していたときに、本当にたまたま阿武町の空き家バンクでガス釜のついた家を見つけたんです。
若手作家が独立する時って土地代の安さで探すことが多くて、そうなると結果的に人里離れた山の中は多くなるんです。
それに比べると阿武町の環境は便利が良く住みやすい場所ですよ。もともと萩市の出身で阿武町にも昔から遊びによく来きていて。全く知らない土地ではないので、そこまで移住に対する抵抗や不安もありませんでしたね。
―阿武町に移住してみて町の人との関わりはいかがですか?
土をこねる作業は力仕事
規模が小さく人口も少ないことからこそ、個人の声が届きやすい役場との距離感や、人と人との繋がりが自分にとっては心地いいですね。
自分がしっかり意見を言えば聴いてもらえる環境も魅力だと感じています。
shiBanoのイベントで会った人とサッカーの話をしていたらサッカークラブに誘ってもらって。
いつも1人黙々と同じ姿勢で作業をするため奥さん以外誰とも話をしない日があったりするんですが、サッカーの練習に行くことで運動不足の解消にもなるし、違う職種の人と話ができることが気分転換にもなっていますね。
―薪窯を作り始めて、周囲の人の反応はどうでしたか?
窯に使うブロックも手作り
薪窯を作り始めてから周りの方達に”焼き物をやっている人”と認識され始めましたね。
みなさん何を作っているのか興味津々で、中には「お風呂を作ってるの?」と言われる方もいて。
お散歩中に足を止めて話しかける方や、定期的に進捗状況を確認しに来る方もいますよ。
阿武町に来て今年で4年目を迎える橋本さん。
6月には岐阜県のギャラリーで若手作家を対象にしたグループ展が行われるそうです。
町の方と関わりながらの作陶活動をこれからも阿武町で続けていってほしいですね。
記事/吉岡
オンラインで空き家見学!
最近はいいお天気が続いてなんだか心もるんるんしますね♪
そんな小春日和の2月11日、やまぐちYY!ターンカレッジさんによる「空き家探訪オンラインツアー」が行われました。
この阿武町の他にも宇部市、柳井市、美祢市が参加したこの企画。
各地の空き家をそれぞれの担当者おすすめの空き家物件を生配信でお届け!
阿武町の担当はまちづくり推進課の井上豊美さん!
リハの時からドキドキされていて、なんだかこっちまでドキドキ、、
私もちょっとだけ出番があったのですが、そのあとは他の視聴者の方と同じように視聴していました♪
現在空き家バンクに登録されている物件の他に、「ゲストハウスえのん」や「3RD PLACE CAFE N」などの、過去の登録物件をリノベーションして新たな動きがある家もご紹介していましたよ。
阿武町の他の3市もそれぞれ特色があって面白かったです✨
※アーカイブ残っていますので、こちらからぜひご覧ください◎
そしてもうひとつ!
2月14日には
「あうたび 山口県萩市・阿武町オンラインツアー」
も開催されますよ。(こちらは既に満員御礼だそうです)
美味しいお酒に美味しいお肉、特産品を味わいながら、萩と阿武の魅力をたっぷりとお伝えするイベントです♪
新型コロナウィルスの影響で、なかなか現地に足を運ぶことができない今、オンラインでの空き家のご案内や地域の紹介イベントが主流になってくるのかもしれません。
田舎だからと言って取り残されないように、むしろ田舎だからこそ取り入れていかなきゃですね!!
記事/吉岡
恩返しがしたい
昨年12月、道の駅阿武町に「うぉっちゃ食堂」がオープンしました。
こちらのお店では、阿武町の魚を使った こだわりの漁師めしセット(丼と あら汁)が頂けます。
オーナーの宮川直子さんは、「ウエカツ水産」の上田勝彦さんの指導を受け、氷等を使わず鮮度や美味しさを持続する神経締めの技術を習得しました。
阿武町でとれた新鮮な魚を使用。そのため、日によって提供されるものが違います。何が食べられるかは、その日のお楽しみです。
「レアな魚」がお手頃に食べられることもあります。贅沢ですね!
宮川さんは、元・阿武町地域おこし協力隊。魚の価値を向上させるベく、昨年10月まで協力隊として活動をしていました。
自らも漁師として働き、その傍らゲストハウス「IKIATARI」を2019年に開業しました。
そしてこの度、うぉっちゃ食堂が始動!
食堂を営むことで地元で消費が生まれ、魚を使うことで漁師さんにも還元されます。
メニューに使われる野菜も、ほとんどが阿武町の農家さんが作ったものです。
また廃棄ゼロを目標とする「ゼロ・エミッション」を掲げています。
魚のあらゆる部位を余すことなく使い切り、最終的に生ゴミとして廃棄されるものは畑に持っていき、肥料として使用。
昨年、協力隊を卒業した後「ここで何ができるのかを考えたときに、水産に関わる仕事を続けていきたい」「阿武町の魚の美味しさを広めたい」という思いから食堂の開業を決意。
「普段からお世話になっている阿武町の漁師さんたちに恩返しがしたい」と宮川さんは話していました。
~ うぉっちゃ食堂 店舗情報 ~
【場所】
道の駅阿武町 鹿島の湯入口横
【営業時間】
正午から「売り切れる」まで
【定休日】
不定休
【メニュー】
漁師めしセット(丼+あら汁) 税込1,000円
持ち帰り または
最大4人まで店内のカウンターで食べることができます。
【インスタグラムアカウント】
https://www.instagram.com/naoko_woccha/?hl=ja
記事/小野
奈古街中、元下宿屋さんの家
最近コロナウィルスの影響か、地方への移住を考えている方が増えたように感じます。
阿武町も例外でなく、空き家バンクの内見や移住相談が増えています。
ということで、今回は思い出不動産から元下宿屋さんをしていたお家の紹介です。
※思い出不動産とは
No.126 奈古街中、元下宿屋さんの家
こちらのお宅はそのタイトルにもあるように、学校の先生向けに下宿屋をされていた家です。
なので家が広い!!
玄関もなんと2つあるんです。
このうちの1つからは入ってすぐに階段があり、2階に上がれるようになっています。
下宿をしていた先生用の玄関だったんでしょうね◎
このお家には2階がもうひとつあり、そちらは家主さんのおばあさんの裁縫仲間が集まっていた場所。
階段横にある扉から顔なじみがよく遊びに来られていたそうです。
そして古民家好きに嬉しいのが、勝手口から入ってすぐの広い土間。
ここには竃や古い井戸があり夢が広がりますね✨(動作確認はしてません)
その土間の向こうにはもう一棟の建物が。
こぢんまりとしたその建物には簡単なキッチンと水場があります。
ここにも下宿の先生がいたんでしょうね。
母屋もとても広くて迷子になってしまいそうなこのお家。
大家族でも安心ですし、なにか新しいことを初めてみたい方にも良いかもしれませんね✨
空き家バンクの詳しい情報は
阿武町役場HP 空き家バンク情報
思い出不動産の記事は
先生たちが下宿し、婦人会が集う賑やかな場所。家族の思い出がつまった 三吉家
をご覧ください。
記事/吉岡