shiBano日記
無角和種100周年記念シンポジウム
先日、無角和種100周年記念シンポジウムが開催されました。
無角和種の起源は大正9年に現在の萩市大井にアバディーンアンガス系の種雄牛が導入されたことに始まります。
今年は、それから100周年にあたる年です。
今回のシンポジウムは、牛に携わる専門家の方々が全国から集結する豪華な公演。
基調公演を行ったのは公文喜一さんです。
公文さんは、高知のみで生産されている希少な「土佐あかうし」のブランド化推進・PR活動を行い、ブランド和牛として流通させることに成功。
「A5」「A2」 といった今までの和牛の評価指標ではなく、「TRB格付」という独自の評価指標を作り、土佐あかうしの価格向上を果たしました。
パネルディスカションでは、専門家の方々がそれぞれの立場から牛の知見、無角和種の特質や可能性について語りました。
私が特に印象に残ったのは、東京・赤坂のイタリアン「VACCA ROSSA」でシェフを務める、渡邊雅之さんのお話。
・今、お客さんはヘルシーなものを求めることがスタンダードになりつつある。
・草をよく食べていた牛は味が濃く、よく運動して育った牛は筋繊維が高密度で美味しい。
・穀物を食べた牛の油は消化しにくい。一方、粗飼料(草や草を元に作られたエサ)をよく食べた牛の油は、軽やかで、胃がもたれることがない。
等々、興味深い話が沢山出てきました。
シンポジウムを聴講し、無角和種の新たな可能性を感じることができました。
ご興味のある方は下記URLからYouTubeにてご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=aaIAlc2hefY&feature=youtu.be
記事/小野
共に学ぶ
1学期から阿武小学校3年生と一緒に奈古浦の町を勉強してきました。
2学期に入り、今度は昔の道具や暮らしについて勉強したいとのことで、奈古浦地区を題材に勉強することになりました。
第1弾は八代峰月堂さん。
100年以上続くお菓子屋さんなので、古い道具もたくさん!!
みんなで見学に行かせていただきました♪
まずは現カドノヤシロへ。
2階を見せていただいた後はその隣にある蔵へ!
暗いのでみんな恐る恐るではありますが、興味津々で蔵へ入ります。
蔵の2階の大きな梁には「明治弐拾貳歳四月」の文字が。
今から約130年前に建てられたことがわかります。
その蔵では昔アイスキャンディーを売っていた時の道具やおせんべいを焼いていた型、おまんじゅうを作っていた道具など、いろんな物をみせていただきましたよ。
峰月堂の工房でも、落雁や羊羹の型、バナナまんじゅうを焼く機械などを見せてもらい、子どもたちも(私も!)大興奮でした!!
昔のお菓子と今のお菓子の違いなども教えてもらいましたよ♪
昔の道具や作り方は一見古臭く見えますし、不便にも感じます。
しかし、使いようによっては昔の道具の方が便利な時もありますし、お菓子の作り方にしてもやはり昔のお菓子の基礎があって今の新しいお菓子ができています。
昔のやり方も大切にしていって欲しいと八代さんはお話ししてくださいました。
次回は河野酒造さんにお邪魔する予定です🍶
教科書や写真で学ぶより、実際に実物を見て感じる授業をみんなに楽しんでもらえたらいいなと思います♪
記事/吉岡
100年以上続く阿武の味を子どもたちに
みなさんは蒸気船まんじゅうをご存知ですか?
その名の通り蒸気船の形をしたおまんじゅう。
阿武町では100年以上、八代峰月堂さんよってこの蒸気船まんじゅうが受け継がれてきました。
十字路の角にあったことから「カドノヤシロ」という相性で親しまれ続けていましたが、現在は道の駅阿武町で販売されています。(工事中でもうすぐ再開予定です!)
その受け継いだ技術や味を知ってもらおうと、毎年阿武小学校と福賀小学校の6年生に蒸気船まんじゅうを焼く教室をされています。
まずは八代さんにお手本を見せてもらって、自分たちで焼いてみます。
私も一緒に焼かせてもらいましたよ♪
八代さんは簡単にぴょぴょいっと焼いてみせますが、これがやっぱり難しい!!
八代さんが軽々持っている型は重たく、支えるのもやっと💦
「思ったより重い、、」と言いながら、はじめは手伝ってもらいながら支えます。
八代さんが「離すよ?大丈夫?」と型を子どもに委ねると不安そうにも一生懸命型を支えていました。
生地を「このくらい?まだ??」と確認しながら流しこみ、流した後すぐにあんこを乗せ、また生地を流します。
ぎゅっと挟んでゆっくりと火にかけ焼き上げてもらいます。
そうして焼きあがった自分の蒸気船まんじゅう。
ほかほかで、子どもたちも「あったかいね、〇〇ちゃんの綺麗に焼けたね」と、とても嬉しそうに持って帰りました。
焼いた後は質問タイム。
八代さんのお話を聴きながらそれぞれいろんなことを感じたのではないでしょうか。
阿武町で受け継がれている蒸気船まんじゅう、子どもたちの心にも残っていくことでしょう。
記事/吉岡
京雷さんぽ
tysテレビ山口で放送されている週末ちぐまや家族の「京雷さんぽ」でおなじみの、雷太郎さんと京太郎さんが阿武町を訪れました。
奈古浦地区を散歩する中で、shiBanoに寄ってくださいました。
shiBanoスタッフの吉岡が施設紹介をした後は、
shiBanoに居合わせた、地域おこし協力隊の藤尾さんが取材を受けました。
藤尾さんの活動に関しては、以前書いたこちらの記事をご覧ください。
阿武町の特産品である無角和種に、雷太郎さんと京太郎さんは興味津々。
藤尾さんのお陰で、お二人に無角の魅力が伝わったのではないでしょうか。
雷太郎さんと京太郎さんは、”さんぽ”を通して阿武町をどのように感じたのでしょうか。
阿武町で行われた撮影は、11月21日(土)の9時25分から 「週末ちぐまや家族」にて放送されます。お見逃しなく!!
番組の予告はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=4GHbEti80e8&feature=emb_title
記事/小野
たのしいおいしい!
11月8日 日曜日
萩ふるさとごはんプロジェクトの皆さんが企画された「萩ふるさとごはん おでかけクッキング」の第1回目が阿武町で開催されました!
このプロジェクトは萩ジオパーク活動補助金を活用しているとのことで、市町の壁を超えて阿武町での開催となりました。
第1回目は「採れたて野菜でチャチャっとランチ」
収穫体験をし、採ったお野菜で作れるお料理を教えてもらいました。
収穫体験は奈古の土(つち)地区の梅地孝也さんの畑にお邪魔しました。
梅地さんは約200種類の野菜を、農薬や化学肥料ではなく米ぬかや籾殻などで育てています。
だからこそ、採ってすぐに口に入れても問題ない!
野菜のどの部分を収穫するのか、どんな風に育つのかも一緒に教えてもらいながらつまみ食いもさせてもらいました♪
とれたての野菜を圃場で食べる贅沢に、子どもたちもとても嬉しそうでした✨
楽しくお野菜を収穫させてもらった後はshiBanoでお料理教室です!
先生は萩市の田町商店街でレストラン「La Ceiba(ラセイバ)」の浅井朗太さん。
タイトルの通り、チャチャっと作れるシンプルで美味しいお料理を教えていただきました🍝
包丁を握り慣れない手つきで野菜を切る子どもたちにお母さんたちはハラハラしながらも見守りました!
そんなこんなで出来上がったお野菜ランチ🍽
みんなでいただきます✨
みんなで採って料理して一緒に食べるご飯は、楽しくて美味しくて幸せで◎
お野菜が苦手な子も、「苦味が、、!」と言いながらも笑って食べていましたよ🥬🍅🍆
ご飯の後は奈古浦の町をお散歩しました🚶♀️🚶♀️
元気に駆け回る子どもたちの声が地区内に響いていて、町の方を何事かと驚かせちゃいました💦
快く相手してくださった皆さんありがとうございます!!
今回のように、自分で採ったお野菜を自分で調理するという経験は、子どもたちにとっても貴重で楽しい思い出になったことでしょう。
記事/吉岡