shiBano日記
和紙づくり
先日、和紙の原料となるコウゾについての記事を書きました。
今回は個人でもできる和紙の作り方と、その工程をご紹介しようと思います。
まずは原料となるコウゾを準備します。
皮の表面にブツブツとした突起があるのが特徴です。
しなやかな為、鎌で刈り取る際にはケガをしないように注意が必要。
刈り取ったものを1時間程度蒸します。
鍋でもできますが、ドラム缶を用いて蒸すと、一度に大量に処理を行うことができます。
最初の写真は、コウゾを蒸すためのドラム缶を加工しているところです。
柔らかくなった皮に刃で切れ目を入れ、剥きます。
蒸した直後はツルンと簡単に取ることができます。
さらに取った皮の外皮を削ります。紙として使用できるのは、靭皮(じんぴ)と呼ばれる内皮の部分のみ。
処理が終わった靭皮。
お湯にコウゾと炭酸ナトリウムを入れ、1時間〜1時間半 ほど煮ます(鍋はステンレス製がよいです)。炭酸ナトリウムの量は皮の重さの約15パーセント。 この工程で、つながっている繊維がバラバラに解けます。
煮終わった皮は水にさらします。
水を絞り、金槌で叩きます。この時、残っている外皮のチリなどを取り除きます。
叩き終わった物を5ミリ程度に切り分けて、3分程度ミキサーにかけます。
作りたいサイズの木枠と、ステンレスメッシュを用意。
ミキサーにかけたものを漉くための容器に移し、水とネリ(繊維を分散させるもの)を入れ、繊維が均一になるように漉きます。
漉き終わったものは平らな場所で乾かし、完成です。
自然から原料を採取しイチから自分の手で何かを作り出す、という体験は田舎だからできること。
興味のある方は、是非一度チャレンジしてみてください。きっとハマります!
記事/小野
自分の町に目を向ける
12月13日、福賀婦人会のこぶし学級のみなさんが奈古浦地区に来てくださいました!!
婦人会では学級ごとに研修があり、毎年いろんな場所でいろんな研修をされています。
しかし今はあまり遠出ができないので、町内の新しい動きを紹介してもらえないかとご相談いただきました。
レジンもやってみたいとのことで、3RD PLACE CAFE Nさんに全面協力いただきました!!
まずはみなさん(私含め)初めてのレジンに挑戦!!
はじめに取り掛かったのはブローチ作り。
思い思いの色の中にホログラムフレークを入れながら、そっちはどうなった、自分のはどうだろうとみんなでお互いのブローチを見せ合いっこしながら賑やかに進んで行きましたよ♪
2個目は押し花を印鑑ケースを作ります!
こちらはみなさん真剣そのもの!!
印鑑ケース作りになった途端に静まり返り、それぞれ選んだお花を丁寧に並べて作っていましたよ。
私も真剣になりすぎて写真を撮るのを忘れておりました。。
作ったあとはみんなでランチ!
みんなでわいわい楽しくいただきました♪
ケーキとコーヒーもご馳走になったあとは町歩き!
私もそうだったのですが、同じ阿武町でも福賀だとこのshiBano周辺の路地には来たことがない方がほとんど。
ここ数年で新しくできたゲストハウスやご飯屋さん、酒蔵に加え、現在事業継承に向けて動いているお茶屋さんなど、路地をお散歩しながら説明して行きました。
今回参加された方は、なかなか気が休まらないけど、今回のレジン教室でみんなで集中しながらゆったり作業できてですごく癒されたよ、とお話ししてくださいました。
また、歩いたことのない路地を歩くのも新鮮でよかったとの声もありました◎
同じ町内でも他地区に行く機会はあまりありません。
コロナの影響で遠出ができない今、今回のように自分の町の知らない部分に目を向けてみると新しい発見があって良いですね♪
3RD PLACE CAFE Nさん、ご協力ありがとうございました!!
記事/吉岡
地域資源を活用!
最初の写真は「コウゾ」という木の皮を集めたものです。白くて綺麗ですよね。
コウゾはクワ科の落葉低木で、古くから和紙の原料として使われています。
手すきの和紙は非常に丈夫です。
強靭な理由は繊維が長くて太く、繊維同士が紙すきの工程でよく絡み合うためです。
阿武町の山間部ではコウゾが自生しているのを見ることができます。
水はけがよく強風が当たりにくい傾斜地でよく育ちます。
コウゾは成長が早く、一年で3m以上に。大きく成長したものは直径20cm、樹高5mほどになります。
私が住んでいる集落でもコウゾをよく見かけます。
今年、沢からの取水口に生えている大きなコウゾを撤去しました。
また旧道の清掃活動では、道の脇に生い茂った大量の草木を刈っていますが、その中にもコウゾが含まれています。
これらの草木は毎度処分するわけですが、使えるものは有効活用したい!と思い、和紙を作りました。
後日、和紙づくりの過程を記事にしようと思います。
記事/小野
福賀神楽保存会太刀納め
いつの間にか12月も10日がすぎ、1年の終わりがまた少し近づいてきましたね。
年の瀬になると仕事納めや食べ納めなど、〇〇納めという言葉を多く聞くようになります。
神楽の場合は「太刀納め」と言うそうです。※「舞い納め」という場合もあります
12月19日(土)13:00時より、のうそんセンターにて、福賀神楽保存会のみなさんの太刀納めがあるそうなのでご紹介します♪
披露されるのは
『四神』『恵比寿大黒』
『鬼返し』『鍾馗』『大蛇』
の5演目!!
今みなさんが練習されている全ての演目の披露となっていて、なんとも豪華!!!
この演目の内4つは福賀中学校の授業の時から披露していたものですが、『鬼返し』は福賀神楽保存会になってから練習を重ねてきたものです。
まだあまり披露されてきていないので、ぜひこの機会にご覧ください✨
神楽好きの私からすると全ての演目の説明をしたいところですが、かなりの文章量になってしまうのでやめておきます😢
内容を理解して観るとより楽しめると思いますので興味のある方は是非調べてみてくださいね🔍
記事/吉岡
思い出はレコードの中に
先日、奈古浦地区のご近所さんから大量のレコードをいただきました。
今はインターネットを利用し、パソコンやスマホで簡単に音楽が聴ける時代。
しかし、昔のようにレコード屋で商品を買って、家でレコードプレーヤーにかけるまでの「ドキドキ感」や、部屋にレコードジャケットを飾るといった楽しみ方もなくなってしまいましたよね。
レコードを手に取ると、自分が生きていない時代であっても「懐かしさ」が感じられます。
そして良いものは、時を経ても良いなと思うものです。
以下、いただいたレコードの一部をご紹介します。
1974年 井上陽水「二色の独楽」
イントロからカッコいいです。今聞いても痺れます。
1976年 岩崎宏美「ファンタジー」
岩崎宏美は永遠のアイドルですね。
1979年 竹内まりや「UNIVERSITY STREET」
ファンです。いいアルバムです。
1986年 中島みゆき「36.5℃」
都会でのドラマを感じさせるジャケットですね。
みなさんの思い出のレコードはあったでしょうか?
しばらくの間、これらのレコードをshiBanoで保管しています。
他にも沢山のレコードがあります。お気に入りの一枚、懐かしの一枚が見つかるかもしれませんよ!
レコードプレーヤーがありますので視聴もできますし、欲しい方には差し上げますので、是非shiBanoにお立ち寄りください。
記事/小野