shiBano日記
山の神様に会いに
阿武町の見所ご紹介!
今回は宇田郷地区の御山神社から臨む神宮山です。
この御山神社は以前にも大きな銀杏の木があることでご紹介しましたね。
御山神社の横には参道があり、神宮山の奥宮まで続く1478段の階段があります。
今回はこの御山神社と神宮山について詳しい茂刈克己さんがガイドをしてくださいました!!
ということへ早速階段へ。
神社横にある道を『奥宮』の看板の案内通りに進んで行きます。
林業振興会の会員でもある茂刈さんの木の説明などを聞きながらずんずんと進んでいくこと10分(もっと歩いたかも)
一つ目の鳥居をくぐるとやっとこさ1段目の階段が!!
この階段には100段ごとに印があって、その横にはナギの木が植えられています。
これは50年前にこの印とともに植えらえたそうで、それぞれの日当たりや環境などによって大きさが異なります。
写真の木は大きい方。この木が大人の身長になるにはどれくらいの年月がかかるのか。
気の長い話ではありますが、きっと自分たちの子供や孫に伝えていく気持ちで植えられたのでしょうね。
道中にはつつじの木もあり綺麗な花も咲かせていました🌸
ひたすら進んでいくと2つ目の鳥居が⛩
ここから先は昔女人禁制だったそうです。
そういうことならここで私は待っていようかと思ったのですが、今は女性も登れるそうなのでしっかり登ってきましたよ◎
茂刈さんのお話を聴きながらひたすら階段を登ります。
すると3つ目の鳥居が出てきました。その手前には俳句が書かれた石碑があり、茂刈さんが読んで聞かせてくださいました。
なんとこの石碑、茂刈さんがもっと若い頃に背負ってここまで運んだそう!
すすすすすごい。
この鳥居をくぐるとゴール間近!
ペースをあげてとうとう!!!!
1478段!!!!!登り切りましたーー✨✨
やはり達成感ありますね✨
普段登山やハイキングなどまっったくしない私ですが、登山をされている方の気持ちが少しわかりました。
ここまで登ってきた証を残していく人もいるようです。
そしてお社まで無事に辿り着けたこと、ここを訪れることのできたご縁への感謝の気持ちを込めて神様にお参りをしましたよ◎
山頂まではもう少しとのことでしたが今回は階段を登り切った達成感に留めておきました。
さて、登り切った後に待っているのはもちろん帰り道。
下りが苦手でへっぴり腰で歩いている私に向かって「足の裏に目をつけて歩きよ」と笑う茂刈さん。75歳とは思えない身軽さでひょいひょい駆け下りていきます。
やはり鍛え方が違うんでしょうね。。
階段が終わる頃には膝が笑う笑う!
筋肉痛はその日のうちにしっかりやってきてその後3日間はずっと筋肉痛でした、、
そんな神宮山の階段を今年に入ってもう8回登ったという茂刈さん。
本当に尊敬します!!!!
他にも神社のことや植物のこと、たくさん教えていただいたので少しづつお伝えしていこうと思います✨
茂刈さん、本当にありがとうございました!!!
記事/吉岡
無人販売所
現在、道の駅阿武町をはじめとする町の施設は臨時休業していますが、
町内では新型コロナウイルスの影響で停滞した状況を、少しでも良くしようとする動きも見えています。
阿武町地域おこし協力隊の宮川直子さんが運営するゲストハウスIKIATARI。
現在宿としては休業中ですが、その軒先では無人販売所を期間限定で設けており、密にならない環境で町民に向けて販売を行っています。
阿武町の柑橘農家 片山昇さんの甘夏と紅甘夏。普段は道の駅で販売をしていますが、臨時休業中はこちらで取り扱うことに。
少しずつ暑くなってきたこの時期、柑橘でビタミンをとることは大切です。
そして宮川さんのお父様が作っている竹炭と竹酢液(ちくさくえき)も販売しています。
竹酢液は、植物の成長を助けたり、消臭・殺菌・防菌・防虫効果などがあります。
例え小さな動きであっても、個々人が考え、何かを変えていこうとすることが重要だと感じます。
この状況の中にも、きっとよりよい町になるヒントがあるように思いました。
記事/小野
裁縫とメダカとニンニクと
阿武町で活躍する人をピックアップ!
今回は奈古地区河内集落で、みんなを支える女性、小野幸子さんをご紹介します。
幸子さんは介護福祉士の仕事をしており、人の役に立つモノを作る事が昔から好き。
職場でこれがあったら便利だなと思うものや人から頼まれたものを、手縫いやミシンで作っていたそうです。
毎年、春と秋に開催されている”あぶのべっぴん市”では、来場者に記念品を贈呈しています。
その記念品のコースターは幸子さんが全て手作りしています!
新型コロナウイルス感染症の予防措置として、大量のマスクが必要となリましたが、JA女性部としてマスクを町に寄付したそうです。
夜遅くまで裁縫作業をし、幸子さんだけで、なんと60枚のマスクを制作!素晴らしい。
花や動物のお世話もお得意です。
愛犬のタロウちゃんの散歩を欠かしません。猫ちゃんの面倒もみています。
さらに昨年から9種類のメダカを育て始めました。
ニンニクを育てるのもお上手です。毎年、家族や親族に分けてあげるために栽培しているそう。優しいですね。
私も幸子さんと同じ集落に住んでおり、いつもお世話になっています。
これからも阿武町でたくさん活躍してほしいですね。
記事/小野
田植えシーズン到来
阿武町の暮らしを伝えるシリーズ 田植え編!
5月に入ってから各地で田植えをしている光景が見られるようになりました!
田んぼに関してはshiBanoホームページでも 籾まき 井出堰 圃場整備 とお伝えしてきましたね。
先月籾をまいた苗も立派に育ちましたよ✨
今回は田植えの様子をご紹介しようと思います!(この日はあいにくの天気でしたのでトップの写真は数年前のものを使っています)
田植えの時必要となる作業は主に3つです。
まずはハウスから苗を運ぶ苗運びの作業
これが地味にきつい。
田植え前の苗箱はしっかりと水を吸っているので重たくなります。
トラックにたくさんの苗箱を積み込んで圃場へ向かいます🚛
次に畔(あぜ)に並べた苗箱を田植え機に乗っている人へ渡す作業
写真のパレット(白い板のようなもの)をザクっと刺して苗箱から苗を取り出し田植え機へ。
持ち上げ作業が多いので次の日にはしっかり筋肉痛になりました💪💪
そして田植え機を操作するオペレーター
綺麗にまっすぐ植えるのも
田植え機に付いている車輪のようなもので印をつけながら進んでいき、帰りはそれを目印にして帰ってきます。
田んぼの苗が綺麗に並んでいるのはこの目印があるからなんですね✨
とはいっても初めの一列には目印がありませんので、やはりオペレーターの力量によるものが大きいのだと思います!
田植えはこれで終わりますが、その後にも苗箱を洗ったり道路の掃除をしたりする作業も実はあるんです。
みなさんの食卓にならぶお米はこうしていろんな作業を経ているんですね。
美味しいお米ができるのが楽しみです🌾
記事/吉岡
圃場整備
だんだんと暖かくなり、鳥や虫の鳴き声も少しずつ活発になってきましたね。
5月上旬、いよいよ田植え前の圃場整備の時期です。
※圃場(ほじょう)とは、農産物を育てる場所のこと。
阿武町では各地で作業が進められていますよ!
こちらは「くれ返し」と呼ばれる田起こし作業。
上層と下層の土を入れ替えたり、土を細かく砕いたりします。
内部には爪がたくさん並んでいます。エンジンの力でこの爪を回転させて土を耕します。
田起こしでは、耕す深さを均一にすることが大切です。高低差ができてしまうと、田植え後の水管理が難しくなります。
高い場所の苗が生き残り、低い場所の苗は水没してしまうからです。
こちらは「荒代かき」作業です。
耕した水田に水を入れ、土を砕いて平らにしていきます。土の粒子を細かくすることで、地面へ染み込む水の量を減らし、水持ちをよくする事ができます。
また代かきには、圃場全体の水平を調整したり、苗を植えやすくする役割もあります。
田を耕すだけでは、苗がしっかりと土の中で固定されません。代かきで表面の土を滑らかにすることで苗が立ちやすくなります。
一つ一つの工程が苗の成長に大きく関わっています。そのため、丁寧に作業と向き合っていく事が必要です。
やはり圃場で働く人の姿はかっこいいですね。
記事/小野