shiBano日記
2020 / 05 / 09 17:00
圃場整備
だんだんと暖かくなり、鳥や虫の鳴き声も少しずつ活発になってきましたね。
5月上旬、いよいよ田植え前の圃場整備の時期です。
※圃場(ほじょう)とは、農産物を育てる場所のこと。
阿武町では各地で作業が進められていますよ!
こちらは「くれ返し」と呼ばれる田起こし作業。
上層と下層の土を入れ替えたり、土を細かく砕いたりします。
内部には爪がたくさん並んでいます。エンジンの力でこの爪を回転させて土を耕します。
田起こしでは、耕す深さを均一にすることが大切です。高低差ができてしまうと、田植え後の水管理が難しくなります。
高い場所の苗が生き残り、低い場所の苗は水没してしまうからです。
こちらは「荒代かき」作業です。
耕した水田に水を入れ、土を砕いて平らにしていきます。土の粒子を細かくすることで、地面へ染み込む水の量を減らし、水持ちをよくする事ができます。
また代かきには、圃場全体の水平を調整したり、苗を植えやすくする役割もあります。
田を耕すだけでは、苗がしっかりと土の中で固定されません。代かきで表面の土を滑らかにすることで苗が立ちやすくなります。
一つ一つの工程が苗の成長に大きく関わっています。そのため、丁寧に作業と向き合っていく事が必要です。
やはり圃場で働く人の姿はかっこいいですね。
記事/小野