shiBano日記
大山鉄工所
阿武町で働く人をピックアップ!
今回は奈古地区にある大山鉄工所の2代目、大山ユキオさんにお話を伺いました。
大山鉄工所はユキオさんのお父様が、昭和40年代に創業され、現在は3年前に阿武町に帰ってきた息子さんが仕事を引き継いでいます。
この工場の中には、お父様の代から使われている美しい機械たちが現役で動いています。特別に工場を見学させていただきました。
こちらはフライス盤と呼ばれる機械。
回転する刃物で素材を切削することができます。
こちらは旋盤。
フライス盤とは対照的に、削りたい素材を回転させ固定した刃物をあてることで切削します。
ボール盤。
素材に正確に穴をあけるための道具です。
現在の金属加工の主流は機械制御ですが、一定の年数が経つと機械を更新しないといけないため、コストが高くつくようです。
一方、人の手によって制御を行う大山鉄工所の機械たちは長年現役です。メンテナンスも出来るだけ自分たちの手で行ってきたとのこと。
現在は息子さんが主に仕事を請負い、ユキオさんがサポートをしています。
鉄工所は時代と共に減ってきており、金属加工を請け負う会社は少なくなってきています。
大山鉄工所のような町工場が日本には必要です。
今後も阿武町に、このような貴重な技術が残ると誇らしいですね。
記事/小野
べっぴんさんの集まり
ずーっと雨ですね。
梅雨なので仕方ありませんが。
そんな雨まで吹っ飛ばす、元気な声が今日のshiBanoでは聞こえていました✨
本来5月に開催予定だったあぶのべっぴん市。
コロナウイルスのせいで開催を延期しておりました。
しかし主催者の皆さんのやる気は衰えることなく、今日も打ち合わせが行われましたよ✨
聞こえてくるのはとても楽しそうな企画のお話し!
「こんなことができたら」「こんなこともやりたい!!」
とアイディアがどんどん出てきます!
まだ公にできないので内緒ですがっっ!!
情報公開できるようになるまで、みなさん「いつ何をやるのかなー」と楽しみに想像していただけたらなと思います♪
記事/吉岡
奈古浦の町を知ってほしい
阿武町には小学校が2つあります。
現在私たちはそのうちのひとつの阿武小学校に、現在集落支援員としてお邪魔しております。
事の発端は奈古浦地区(shiBanoのある地区)の方達とお話しているときに「こっちには小さい子供が少ないからね、やっぱり寂しいね」という声を聞いたことから。
奈古地区には新興住宅の多い地区があり、若い家族づれの方はそちらに多い傾向があります。
この地区の方からよく聞くのは、かつて「奈古銀座」と呼ばれ賑わっていた頃の町のお話。
素敵な路地裏の街並みも、町の記憶も今の子供達はどこまで知っているのだろう。
子供達にもその頃の町の事を知り、今も残っている街並みに親しみをもってほしい。
そんな思いから小学校へお話に伺い、3年生の社会科の時間に組み込んでいただけることになりました。
そして迎えた第一歩。
まずはこの町に何があるのか知ってもらうために奈古浦地区の町歩きです。
1日目は「奈古銀座」と呼ばれていたshiBano前の通り。
今ではもうなくなってしまったお店がほとんどですが、代を引き継がれているお店、そして新しくできたお店の紹介をしながら町歩きをしました。
子供達は河野酒造の建物の大きさに驚いたり、カドノヤシロから漂ういい香りにお腹をすかせたり、鹿島クリーニングのアイロンがけをのぞいたりと興味を持って歩いてくれました。
2日目は港の方へ。
これからできるお店のお話や、ゲストハウス、漁協のことについてお話をしながら路地を歩きます。漁協の2階からはちょうど出港する船が見えたり、子供達の顔見知りの漁師さんに出会えたりもしました。
子供の賑やかな声に窓から顔を出して手を振ってくださる方も◎
子供達が歩くと、町も賑やかな空気に包まれますね。
次は歩いた街並みを地図に起こし、ゆくゆくは奈古浦地区で働いている方たちに実際にお話を聞いてみる予定です。
子供達からどんな質問が飛び出すのか楽しみです♪
記事/吉岡