shiBano日記
2020 / 07 / 07 17:00
大山鉄工所
阿武町で働く人をピックアップ!
今回は奈古地区にある大山鉄工所の2代目、大山ユキオさんにお話を伺いました。
大山鉄工所はユキオさんのお父様が、昭和40年代に創業され、現在は3年前に阿武町に帰ってきた息子さんが仕事を引き継いでいます。
この工場の中には、お父様の代から使われている美しい機械たちが現役で動いています。特別に工場を見学させていただきました。
こちらはフライス盤と呼ばれる機械。
回転する刃物で素材を切削することができます。
こちらは旋盤。
フライス盤とは対照的に、削りたい素材を回転させ固定した刃物をあてることで切削します。
ボール盤。
素材に正確に穴をあけるための道具です。
現在の金属加工の主流は機械制御ですが、一定の年数が経つと機械を更新しないといけないため、コストが高くつくようです。
一方、人の手によって制御を行う大山鉄工所の機械たちは長年現役です。メンテナンスも出来るだけ自分たちの手で行ってきたとのこと。
現在は息子さんが主に仕事を請負い、ユキオさんがサポートをしています。
鉄工所は時代と共に減ってきており、金属加工を請け負う会社は少なくなってきています。
大山鉄工所のような町工場が日本には必要です。
今後も阿武町に、このような貴重な技術が残ると誇らしいですね。
記事/小野