shiBano日記

2020 / 07 / 02  15:00

奈古浦の町を知ってほしい

奈古浦の町を知ってほしい

阿武町には小学校が2つあります。
現在私たちはそのうちのひとつの阿武小学校に、現在集落支援員としてお邪魔しております。

事の発端は奈古浦地区(shiBanoのある地区)の方達とお話しているときに「こっちには小さい子供が少ないからね、やっぱり寂しいね」という声を聞いたことから。
奈古地区には新興住宅の多い地区があり、若い家族づれの方はそちらに多い傾向があります。

この地区の方からよく聞くのは、かつて「奈古銀座」と呼ばれ賑わっていた頃の町のお話。
素敵な路地裏の街並みも、町の記憶も今の子供達はどこまで知っているのだろう。
子供達にもその頃の町の事を知り、今も残っている街並みに親しみをもってほしい。
そんな思いから小学校へお話に伺い、3年生の社会科の時間に組み込んでいただけることになりました。

そして迎えた第一歩。
まずはこの町に何があるのか知ってもらうために奈古浦地区の町歩きです。
1日目は「奈古銀座」と呼ばれていたshiBano前の通り。
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今ではもうなくなってしまったお店がほとんどですが、代を引き継がれているお店、そして新しくできたお店の紹介をしながら町歩きをしました。
子供達は河野酒造の建物の大きさに驚いたり、カドノヤシロから漂ういい香りにお腹をすかせたり、鹿島クリーニングのアイロンがけをのぞいたりと興味を持って歩いてくれました。


2日目は港の方へ。
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これからできるお店のお話や、ゲストハウス、漁協のことについてお話をしながら路地を歩きます。漁協の2階からはちょうど出港する船が見えたり、子供達の顔見知りの漁師さんに出会えたりもしました。
子供の賑やかな声に窓から顔を出して手を振ってくださる方も◎
子供達が歩くと、町も賑やかな空気に包まれますね。

次は歩いた街並みを地図に起こし、ゆくゆくは奈古浦地区で働いている方たちに実際にお話を聞いてみる予定です。
子供達からどんな質問が飛び出すのか楽しみです♪

 

記事/吉岡