shiBano日記

2025 / 04 / 05  13:10

阿武町のしごと〜鮮魚加工(前編)

阿武町のしごと〜鮮魚加工(前編)

「阿武町といえば大吟醸漬け」というブランドを確立していきたい。

そうお話ししてくださったのは本間孝男さん(惣郷)

4年前から鮮魚を加工し、販売を始め、2023年には「真鯛の大吟醸漬け」が山口県の県知事賞を受賞しました。

この度、新しい加工場を宇田郷に設け事業を拡大しています。

 

「この小さな町、阿武町が『大吟醸漬け』という世の中になかったものを通じて全国に広がったらどんなにおもしろいだろう」

「こんなに素晴らしいものがあるのに、萩市の陰に隠れてしまう阿武町をもっと全国の方に知ってほしい」

この想いが、販路の工夫や努力、新商品のアイデアを生む原動力になっているのでしょうね。

 

あぶの空は2月に開催された「大阪シーフードショー」にも出店し大きな手応えを感じたそう。

 

これまでも秋川牧園、紀伊國屋などと契約をしているあぶの空。

このシーフードショーをきっかけに大阪、名古屋など大きな都市にも阿武町の大吟醸漬けを広げることができ、新たに大手6社と契約することができました。

ただね、と続けて「夢が具体的な目標に変わるとどうしても責任が出てくるよね」と。品質を保ち、契約先との約束を守る責任。この加工場を守っていく責任。

商品の一つ一つに阿武町の旗を立てるのは、責任が重くのしかかる一方、本間さん自身を奮い立たせ原動力になっているんだな、と思いました。 

順風満帆にみえるあぶの空。しかし、ここに来るまでには苦労の連続でした。

中編に続きます。