shiBano日記
2020 / 10 / 29 15:00
時代を経て
先日、奈古浦地区の 某お宅にお邪魔しました。
蔵の解体を行うため、その中に保管してある物を整理するとのこと。
そこで、中に眠っていた物を見せていただけけることに。
アルミの水筒。昭和30年代に使われていたもの。
形が かわいらしいです。ボコボコした外形が、長い間 使われていたことを物語っていますね。
こちらは戦前から使われていた電気アイロン。ナショナル製で、専用の木箱に入っていました。
1937年頃の国内調査によると、電気アイロンの普及台数は313万台。
他の家電製品より比較的安価であり、戦前の家電製品の中では一番の普及していたようです。
「奈古名勝繪はがき」と書かれた紙袋には、奈古の美しい風景を収めた絵はがきが入っていました。
名勝とは、景色が特に優れたところを指す言葉です。
当時の鹿島や奈古浦の様子が分かる貴重な写真です。
こちらは学習誌と学校で使われていたノート。
装丁のデザインが素敵です。
学習誌は中身のイラストやフォントも凝っていて見応えがあります。
貴重なものをたくさん見せていただきました。
物を実際に手に取ると、昔の暮らしが目に浮かびますね。
保管してあったものは状態が良く、蔵の保存性の高さにも驚きました。
記事/小野