shiBano日記
2020 / 09 / 29 17:00
しめ縄づくり
今月の27日、奈古地区 河内集落では、しめ縄づくりが行われました。
有志が集まり、集落の神社「五社神社」の鳥居に、しめ縄を飾り付けます。
9月初旬に刈った稲を干しておき、しっかりと乾燥させました。
しめ縄として使われるのは、稲の幹である「カン」と呼ばれる部分です。
葉や穂の部分は、しめ縄には不要なので最初に取り除いておきます。
束になっている藁をはたくことで不要なものを落とし、それでも取れない部分は手で取り除きます。
不要な部分を取り除き、小さな束を作り終えたら、いよいよ縄を結っていきます。
3人で1束ずつを持ち、力を入れて捻じります。結構な握力が必要です。
捻じりながら適宜、藁を加えていくことで、縄の太さを調整します。
この太さの調整がなかなか難しく、経験と勘が必要です。
全体で見たときに、中央を太く、両端が細くなるよう仕上げていきます。
しめ縄に下げる「ぼんぼり」も作っておきます。
強風時などに紐が取れてしまわないように、束ねた藁はしっかりと結んでおきます。
最後まで結い終えたら、縄からはみ出た藁の端を切り落としていきます。
これが最後の仕上げとなります。
いよいよ、鳥居にしめ縄を飾り付けます。
「こっちが短いんやないんか」「もう少し下、下!」などと
皆で色んな角度から確認しながら飾りつけを完了させました。
協力して作り終えれば、達成感もありますね。
これで、今年一年の収穫の感謝も、神様に伝わるのではないかと思います。
記事/小野