shiBano日記
自分の夢に正直に
今回ご紹介するのは、阿武町で活動する若きアーティスト、NAOMI(小田直美)さんです。
NAOMIさんは宇田郷地区出身で、現在ご実家で制作活動をされているそう。
そんなNAOMIさんにお話しを伺ってきました◎
NAOMIさんが絵を描くようになったのは実は最近のこと。
暇つぶしやストレス発散に描いていた絵を見た友人に「おもしろいね」と言ってもらったのがきっかけ。本格的に絵を描くようになったのはカナダにワーキングホリデーに行ってからだそうです。
就職活動に疑問を感じていたNAOMIさんは、今に後悔したくない!学生のうちにできることをしよう、と行ってみたかった海外へ。
それも留学ではなく、自分で働いて生活をしたいとワーキングホリデーを選択。すごい行動力ですね!
カナダに行ってからもお休みの日には喫茶店などで絵を描いていたNAOMIさん。
美術館がたくさんあったり、絵を描いている人や音楽をしている人が街中に自然にいるような芸術が身近にある街で、話しかけられることもしばしばあったそうです。
ある時たまたま隣に座ったおじいさんに話しかけられ世間話をしている中でNAOMIさんが描いていた絵のお話に。
その描いている絵がほしいと言われあげようすると、そのおじいさんは「時間をかけて描いてるんだから、お金を払わせてほしい」と申し出ます。その時に初めて自分の描いた絵に値段がついたことがとても嬉しく、大きな経験になったそうです。
NAOMIさんの描く絵はとてもカラフルで、独特な世界観があります。
モチーフは動物や人間など生き物が多いようですが、その色彩は鮮やか。そこには、見た目や年齢、性別、肩書きなどで判断されない世界を望むNAOMIさんの願いが込められています。
カナダはもともと移民の多い国。そんな場所でいろんな人とお話ししたNAOMIさんはそこには自分のことを日本人の学生としてではなく、1人の人として話をしてくれる人たちがいたことで肩の荷が降り、とても生きやすくなったと話されます。
まだまだそんな世界には遠い日本社会。肩書きや外見のフィルターを通して人を見るのではなく、その人の個性や面白さを見て関わり合える社会になって欲しいという、彼女なりの表現ですね。
絵を描くこと以外にも、たくさんの夢を語ってくれたNAOMIさん。
その夢を叶えるには就職してる場合じゃない、時間が足りない!とリスクを認めつつも今の道を選ばれました。
これからも自分の夢ややりたいことに正直にしていってほしいですね🍀
ちなみにNAOMIさんは現在、絵単体でもちろんステッカーやマグカップなどいろんなグッズにもして販売しているそう。
この度学生トートバックデザインコンテストでも入選されました✨
コンテスト結果はこちらから!
shiBanoにも絵を何枚か飾らせていただいていますので、気になった方はぜひご連絡ください♪
記事/吉岡