shiBano日記
2019 / 06 / 01 15:00
阿武町の昔話
以前Facebookでご紹介した奈古地区のおおもと花公園。
地域の方の協力でたくさんの桜が見事に咲き誇る、小高い場所の公園。ここにはツツジや紫陽花も植えてあるため、そろそろ行ってみようかな、と思っていた時のこと。
カドノヤシロさんでご飯を食べていた時に、町の方とその話をしてみましたら、「あそこ小さい祠があるいね、鳥居があって」と祠の話になりました。なんの神様なんだろう、と話していると、一緒にいた91歳のおばあちゃんが「昔から、『しいもり様』って言いよったねぇ」とポツリ。調べてみると「未来に伝えたい 阿武の昔ばなし」の本のページが出てきました。
阿武町制60周年の記念に発刊された、昭和59年に作られた本の改定版です。
そこにあったのが「椎森様の大蛇(しいもりさまのおろち)」というお話。
この椎森様の使いは大蛇。
親の言うことを聞かない子はこの大蛇にさらわれて、椎森様の沼に沈められてしまうそう。そしてこの大蛇、海を渡って鹿島の神様の所へも行っていたとか。鹿島の神様とも交流があったという神様でしたらやはり海や水の神様だったのでしょうか。使いが蛇ということや沼が近くにあることも水と関わりがありそうですね。
奈古の町を見渡せる場所に祀られている椎森様。悪い子は連れて行ってしまうと言うけれど、それだけいつも見守ってくださっていると言うこととも取れそうですね。
阿武町には他にもたくさんの昔ばなしがあります。
昔ばなしを巡る旅、なんていうのも楽しいかもしれません◎
ちなみにツツジは1輪も咲いておらず。。
代わりに春の満開の桜とそこからの景色をお届けしますね🌸
本日の記事/ 吉岡