shiBano日記
2019 / 05 / 14 13:17
キウイ受粉作業
先日、河内のキウイ農家さん宅にお邪魔して
キウイの受粉作業を見せていただきました。
受粉作業の方法はいくつかあるようです!
・1つ目の方法
この小さなポンプのついた道具を使って、
石松子(せきしょうし)で希釈した花粉を雌しべにつけていきます。
石松子とは人工授粉が行いやすくするための花粉増量剤。
粉状のものを吹き付けるため、風が吹くと作業が困難です。
・二つ目の方法
スプレーを使って花粉溶液をつけます。
この受粉溶液は花粉、食用色素、砂糖、水、とろみ調整剤(介護食等に使われるもの)を混ぜてあります。
この溶液は混ぜ合わせてから大体2時間程度もちます。
それ以上の時間がかかると受粉成功率が下がってしまうので、時間との勝負です!
食用色素をつけているため、白い花びらにつけると一目瞭然。
つけ忘れがないように順番に花粉をつけていきます。
雌しべの一個一個に花粉をつける作業はかなりの労力を伴います。
ずっと上を向いたまま腕を上げて作業をするので想像以上に体力が必要です。
阿武町で作られる美味しいキウイ。
生産工程に様々な手間がかけられていると知ることで
食べるときの美味しさが以前にも増して感じられそうです!
本日の記事/小野