shiBano日記
目標のために動き続ける
みなさんは福賀の宇生賀盆地にバイクショップがあるのをご存知ですか?
その名も
「FUKUGA CycleWorks」
ビンテージバイクの販売やカスタム、修理などでお店を切り盛りしているのは 郡優作さん(26)です。
中学の頃からバイクに興味を持ち始め、ビンテージバイクの魅力にどんどんはまっていった郡さんにお話を伺ってきました。
家賃が安ければ別にどこでもよかった
なぜ福賀の盆地でバイク屋をやっているのか、「やっぱそれ聞きますよね!みんなに聞かれるんですよ!」と笑う郡さん。
そもそも"移住"という意識が全くなく、ただバイク屋をやりたくてここに来ただけでこんなに移住について聞かれるなんて思ってもなかったそう。
依頼を受けカスタムしているバイク
関東の師の元でカスタムバイクの勉強をされていた郡さんですが、自身の「やりたいこと」ができないことを頭では理解しつつもモヤモヤし、自分で自分の城を作る事を決意。
あるテレビ番組を観ていた時に山の土地の安さを知り、また山でやってるバイク屋もかっこいい!と感じたことから山間部の工場を探し始め、萩市のむつみ地区にたどり着きました。
郡さんの"城"
むつみに住みながら、福賀の郵便局でバイトをしている時に出会ったのが今の場所。
見つけてからはトントン拍子に事が進んでいったそうです。
「それでも”移住者”というコミュニティのおかげで繋がる事とができた人もたくさんいるので結果オーライですね!」と話す郡さんの工房には、いろんな方が譲ってくれたものや貸してくれているものがたくさんあります。
譲り受けた道具
若者が知らない土地で頑張っている。それだけで応援したくなりますが、郡さんの人柄が周りの人たちをそうさせるのでしょうね。
ビジョンを見据える
「ここもあと2年したら出るんです」そうはっきりと言い切った郡さん。
「自分には目指す場所があって、そこにたどり着くためのステップの場がここ。だから、ここでずっと、というのは違う。確かにここの人たちにもずっといればって言ってもらえるんですが、それは自分のやりたい事じゃないんです。」
そしてそのためには常にフットワークを軽く、動きを止めない郡さんの生き方は、これからの時代を反映しているのではないかと思います。
どうしても「移住=定住・永住」を想像してしまい、それを移住者に求めてしまうこともありますが、自分のやりたいことの実現や成長に合わせて場所を変えていくのがこれからの流れなのかもしれませんね。
そしてなんと。
お話を伺った時には「あと2年」とおっしゃっていたのですが、またトントン拍子に話が進んでこの秋には福岡でお店をやるかも!とのこと!!
本当に動きを止めない、考える前に即行動実践してしまう郡さんには驚かされてばかりです。
そんな郡さんのこれからを楽しみにしています✨
Fukugaa Cycle Works
https://fukugacycleworks.business.site/
記事/吉岡